子どもを叱ってはいけない?
僕は、これまで、子どもを叱っている人は、忍耐が足りないのだと思っていました。だから、生徒を教えるときには、叱らないようにしよう、と思ってやってきました。
今年になってそれが半分間違いだったことに気がつきました。まず、叱らないというのはほぼ無理に等しい。もし、それができているのだとしたら、その子が大人なのだろうと思います。でもそういう子ばかりではない。
では、どう叱ればいいのか。今出ている答えとしては、諭すようにする、こちら側の気持ちを伝える、という2点です。
諭すように叱る、というのは、怒りに任せて叱るのではなく、してはいけないことだよ、と事実を伝えるということです。
怒りのままに叱ると、だんだん子ども耐性がついてしまい、大人側がだんだんとエスカレートしてしまうことが多いようです。
また、なぜして欲しくないのか、されたことで大人側がどういう気持ちになったのか、ということを、言葉にして伝えるように工夫しています。
これは、子どもに対して、こうして自分の気持ちを話すことで、子どもが嫌なことがあったときに、この姿を手本にできるように、ということも含めた工夫です。
もちろん、大人であろうと子どもであろうと、嫌なことをされてしまえば、怒るのは当たり前とも思いますが、子どもに接する大人として、こういった点に気をつけています(イライラすることがないということではないです)。
2024/11/21
参考にした本
発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて
イラストでわかる 特性別 発達障害の子にはこう見えている